キタノトパーズ（2020年生、母シーキングトパーズ）

キタノトパーズ（2020年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+宝石の名前」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトゥザワールド（当時9歳）と交配したシーキングトパーズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクリアファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C4-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大野春男から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって143万円で落札された。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月9日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた2戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山田敬士騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月6日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田敬士騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマテンロウルーチェを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月18日、中2週で迎えた7戦目は、新冠湖賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレシフドコライユを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C3-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた9戦目は、綿貫瞬賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったホーリーホックに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた10戦目は、びらとり和牛・トマトまつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた11戦目は、ケイトウ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

10月3日、中1週で迎えた12戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、リコリス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、ジャノメギク特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマイルムーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、ゼラニウム特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（7戦3勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた15戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のティング賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウエイミランダに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2024年）

1月2日、中2週で迎えた16戦目は、独楽回し賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリオシャンパーニュを3/4馬身振り切って5勝目を手に入れた。

1月30日、中3週で迎えた17戦目は、初雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古岡勇樹騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた18戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、天雷賞（川崎ダート900m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコトノサンショをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月5日、中2週で迎えた19戦目は、光速賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るコイニオチテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。