チャスキ（2005年生、母サウンドアメニティ）

チャスキ（2005年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「インカ時代の健脚の伝令」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時11歳）と交配したサウンドアメニティが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼斉藤牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の一般C21。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月5日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争心でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

7月26日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月13日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

10月21日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた6戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた8戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた9戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月19日、連闘で迎えた10戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた11戦目は、吉田一昭盃（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4歳（2009年）

1月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のベジータを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

1月19日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般C26（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた14戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C21（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のトーホウクローネをアタマ差振り切って勝利をモノにする

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた18戦目は、大瑤・愛友達100人できるかな（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた19戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、モエレ沼公園特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた20戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、サッポロビールクラシック特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた21戦目は、室蘭カレーラーメン特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた22戦目は、アルゴル特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた23戦目は、タップダンスシチー賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた24戦目は、フサイチコンコルド賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた25戦目は、ペルセウス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で桜井拓章騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。