トーホウクローネ（2005年生、母トーホウフェリシア）

トーホウクローネ（2005年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王冠（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランデラ（当時7歳）と交配したトーホウフェリシアが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、地方35戦8勝2着13回。主な勝ち鞍は2008年の3歳。

経歴

デビュー前

原口次夫厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2008年）

4月11日、デビュー戦は宇都英樹騎手を鞍上に据えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた2戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の藤肥秀子生誕63年記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたスターグスト決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトレンドストーリーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウグレイドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたイーストホーリング決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

7月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったホウジョウノメガミに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドランランを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったキングモンスターに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた11戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（10戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したショットバーに半馬身届かず2着となった。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったツーソックスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（13戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったメイショウセラヴィに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた16戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（14戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（15戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のレオプログレスに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2009年）

1月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（16戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（17戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマックスリオに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、連闘で迎えた20戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（18戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったブライアントパークに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C21（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（19戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチャスキにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月3日、中1週で迎えた22戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のルミノゴールドを半馬身振り切って5勝目を獲得した。

3月27日、中2週で迎えた23戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた24戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（20戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベジータを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月22日、連闘で迎えた25戦目は、國枝明莉満1才お誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（21戦5勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サウスファングに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（22戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったニシノオトコギに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（23戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーシンドゥーエーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月19日、中1週で迎えた29戦目は、紫陽花特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（24戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた30戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（25戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた31戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C5（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（26戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスズカランデブーに1馬身半の差をつけて8勝目を手にした。

9月4日、連闘で迎えた33戦目は、C級セレクトカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（27戦7勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた34戦目は、幸枝誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（28戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（29戦7勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったコホウサンデーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。