サウスファング（2005年生、母ツルマルマーベラス）

サウスファング（2005年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋牙」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時9歳）と交配したツルマルマーベラスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。戦績は、中央平地1戦0勝、地方41戦12勝2着9回。主な勝ち鞍は2008年の名古屋チャレンジカップレモン賞。

経歴

デビュー前

藤ヶ崎一人厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2007年）

11月30日、デビュー戦は宇都英樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったホウライコロナに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

3歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウィンクビームに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のウィンクビームをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

2月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップレモン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフェスティブドンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦3勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

4月9日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月16日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（9戦3勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宇都英樹騎手（10戦3勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた12戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（11戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月15日、連闘で迎えた14戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

12月19日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた17戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（14戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

1月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C22（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（16戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったメルヴィーユに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月28日、連闘で迎えた21戦目は、一般C19（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（17戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブライアントパークに1馬身半の差をつけて制した。

2月18日、中2週で迎えた22戦目は、一般C12（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（18戦4勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた23戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた24戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のルミノゴールドに2馬身の差をつけて優勝

3月27日、連闘で迎えた25戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（19戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、メイショウエビスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中2週で迎えた26戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（20戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったメルシードリームに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月22日、連闘で迎えた27戦目は、國枝明莉満1才お誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーホウクローネを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて6勝目を収める

5月21日、中1週で迎えた29戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（21戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（22戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロックエンジンに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月19日、中1週で迎えた31戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、紫陽花特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メルシーパッションにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月10日、中2週で迎えた32戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（23戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメルシードリームに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

8月14日、中4週で迎えた33戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマンリョウラッキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月27日、中1週で迎えた34戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（24戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイミカプリンセスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた35戦目は、カノン&レオお誕生日記念（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（25戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のクロビカリに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月1日、中1週で迎えた36戦目は、長月特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（26戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた37戦目は、月見特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（27戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロックエンジンに4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

10月20日、連闘で迎えた38戦目は、ヴィーダーバッカス12周年記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（28戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のベルモントキャスカを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

11月3日、中1週で迎えた39戦目は、子馬座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（29戦9勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた40戦目は、幸弥・大樹誕生日記念（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（30戦9勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったホウライエイブルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた41戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（31戦9勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、パラダイスデイに交わされて3馬身差の2着となった。

12月21日、中2週で迎えた42戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（32戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、オンワードファインに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。