カラリエーヴァ（2015年生、母マスターギラティナ）

カラリエーヴァ（2015年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女王(ロシア語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時14歳）と交配したマスターギラティナが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月26日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

12月23日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコスモレリアに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2018年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

7月22日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

12月15日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4歳（2019年）

1月26日、中5週で迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月5日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のヤマイチジャスティに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5歳（2020年）

6月27日、約11か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎北斗騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

11月29日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2020年12月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。