ヤマイチジャスティ（2013年生、母ペイドリン）

ヤマイチジャスティ（2013年2月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ロックの曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したペイドリンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は信岡牧場。戦績は、中央平地29戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、信岡牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、高橋仁によって1,026万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月14日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアートラヴァーに半馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニケトップランに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のミスユーに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

6月19日、中2週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月30日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた11戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4歳（2017年）

1月28日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

6月4日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

7月15日、中5週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

10月7日、中8週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったスプリットステップに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月10日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5歳（2018年）

1月28日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

2月17日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（8戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（9戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた25戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた26戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したスズカアーチストを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月23日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の日野特別（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

7月14日、中2週で迎えた28戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月28日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したモルゲンロートを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

6歳（2019年）

4月20日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（10戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したカラリエーヴァを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月11日、連闘で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオデュッセイアをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

6月2日、中2週で迎えた33戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの三浦特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

10月5日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡育也騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた35戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの犬山特別（中京ダート1900m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山田敬士騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

7歳（2020年）

1月13日、中5週で迎えた37戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2020年1月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。