スズカアーチスト（2015年生、母アイシースズカ）

スズカアーチスト（2015年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+芸術家」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時15歳）と交配したアイシースズカが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は稲原牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月24日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月3日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2018年）

1月7日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

1月27日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で菊沢一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月2日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のディナミーデンに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月16日、中1週で迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のヤマイチジャスティに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月12日、中7週で迎えた8戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

4歳（2019年）

3月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恵那特別（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた12戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

6月1日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月22日、中2週で迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月28日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

9月7日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月20日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

5歳（2020年）

2月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月25日、中8週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの府中特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

6月6日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月15日、中7週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月28日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6歳（2021年）

1月16日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた28戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3月21日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの豊橋特別（中京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（6戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月11日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた30戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。