ニケトップラン（2013年生、母トーセントップラン）

ニケトップラン（2013年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の勝利の女神＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンファントム（当時6歳）と交配したトーセントップランが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月2日、デビュー戦は菅原隆一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月6日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3歳（2016年）

1月17日、中5週で迎えた6戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、トウショウスレッジに3/4馬身交わされて2着となった。

2月6日、中2週で迎えた7戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヤマイチジャスティにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月19日、中5週で迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノシェーヴルに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月29日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

9月25日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4歳（2017年）

1月22日、中8週で迎えた13戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月3日、中7週で迎えた15戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、湘南ひらつか七夕記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

9月8日、中9週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、大山詣り・日本遺産認定記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

9月21日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

10月19日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、一般C1（浦和ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったサクラベリーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2018年）

1月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg戻して迎えた19戦目は、一般C1（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた20戦目は、瞬発賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

4月11日、中9週で迎えた21戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のエイプリルダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

5月30日、中6週で迎えた22戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、行田市観光協会会長賞（浦和ダート800m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサクラパイロットに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた23戦目は、競馬伝説杯（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、インデアンレコードにクビ差交わされて2着となった。

7月4日、中2週で迎えた24戦目は、観光キャラクターあいちゃん杯（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。