リアルシェーバー（1993年生、母リアルラック）

リアルシェーバー（1993年6月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時5歳）と交配したリアルラックが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回、地方11戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

11月5日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のユーワミラージュに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月23日、中4週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

3歳（1996年）

4月20日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた5戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月1日、約6か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

12月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、チチブブコウに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（1997年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーブサンデーサンを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

2月9日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

2月23日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（6戦2勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安田富男騎手（7戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイースタンヤングを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

7月13日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5歳（1998年）

2月14日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（8戦3勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

9月26日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた15戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1999年）

4月25日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から31kg戻して迎えた16戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 小雨/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月24日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた17戦目は、一般（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノカズサオーから1馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西康志騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた19戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、姫神賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、早池峰賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は西康志騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた21戦目は、櫻木英喜騎手を鞍上に迎えて、英彦山賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったイブキピアリッジから半馬身差の2着となった。

11月21日、中2週で迎えた22戦目は、一般B（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で櫻木英喜騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のチューシンアバーロに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

7歳（2000年）

5月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた24戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、一般C（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月18日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。