オンワードレイラ（1993年生、母オンワードナンシー）

オンワードレイラ（1993年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のナイスダンサー（当時24歳）と交配したオンワードナンシーが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地26戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

9月10日、デビュー戦は古川寛和騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた3戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた4戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（1996年）

2月4日、中7週で迎えた6戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

4月28日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

5月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったトーヨーリフトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月8日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエアファントムに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で古川寛和騎手（7戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシヨケンパワーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（8戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるワンダーランオフを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（9戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったタイキブーケに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月16日、中1週で迎えた18戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（10戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミスズトニーオーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（1997年）

1月12日、中7週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（11戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

2月2日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

3月23日、中6週で迎えた21戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた23戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

6月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

5歳（1998年）

2月28日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた25戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の伊勢特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた26戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。