ワンダーランオフ（1993年生、母ワンダージーニアス）

ワンダーランオフ（1993年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタツプオンウツド（当時17歳）と交配したワンダージーニアスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木下牧場。戦績は、中央平地39戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月9日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月12日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月1日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、アフターユーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で橋本美純騎手（8戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた14戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（9戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオンワードレイラに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（10戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ジュビロレディにアタマ差交わされて2着となった。

12月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、トウショウオリオンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（1997年）

1月6日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（13戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（14戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

2月8日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（15戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本美純騎手（16戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

3月23日、中4週で迎えた23戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（17戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

5月10日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（18戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月31日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（19戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月21日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（20戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本美純騎手（21戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本美純騎手（22戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本美純騎手（23戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5歳（1998年）

4月11日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた31戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（24戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた36戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下の如意ヶ嶽特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた39戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。