アルテマイスター（2006年生、母ビクトリアウインク）

アルテマイスター（2006年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古典絵画館」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時9歳）と交配したビクトリアウインクが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、地方21戦2勝2着2回。2010年の星雲賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月13日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタニノスバルをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

1月24日、中5週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなずな賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

4月18日、中8週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は減速してしまい16着に敗れた。

9月21日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

10月31日、中5週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

12月27日、中7週で迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月7日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラプレを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマンボパートナーを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って雨中の激闘を制した。

7月15日、中3週で迎えた18戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったラプレにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月11日、中3週で迎えた19戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のJAむかわほほえみ特別（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた21戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

5歳（2011年）

1月7日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、松の内特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた23戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた24戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、朧月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

4月15日、中5週で迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、希望特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた26戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、立夏特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、小田原十郎梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ビッグマグナムに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた29戦目は、緑風特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月6日、中2週で迎えた30戦目は、彦星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

7月28日、中2週で迎えた31戦目は、ベイブリッジ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた32戦目は、ペリドット賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた33戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

12月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた34戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、シンフォニー特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた35戦目は、冬菊特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6歳（2012年）

1月27日、中5週で迎えた36戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、ガス橋特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。