エイシンラナウェー（2011年生、母Catspaw）

エイシンラナウェー（2011年1月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋楽勝すること」。毛色は栗毛。種牡馬のOld Fashioned（当時5歳）と交配したCatspawが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦4勝2着6回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

5月10日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月22日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヌーヴェルミシオンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

7月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

10月25日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したイキにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月21日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したミリオンヴォルツを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のストームジャガーに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月8日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴーインググレートにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したメイショウロフウに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月29日、中2週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、伸びてきたシベリアンスオード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月12日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったテーオーヘリオスに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアヴェーヌモンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月22日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の先斗町特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6歳（2017年）

1月22日、約14か月の休養明けで迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサンライズトークに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

2月18日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、5着に終わった。

7歳（2018年）

2月22日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。