タカノアイ（1988年生、母ダイナミツクアン）

タカノアイ（1988年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロツキータイガー（当時7歳）と交配したダイナミツクアンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方27戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

10月7日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は414kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフラッシュシャワーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1991年）

2月24日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホッカイシーズンに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

9月22日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた7戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

12月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から41kg戻して迎えた8戦目は、望月秀男騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシーサイドアトラからクビ差の2着に甘んじた。

4歳（1992年）

1月10日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で望月秀男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスエスジョイナーから1馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で望月秀男騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイテンヤマトに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月27日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で望月秀男騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1七八（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で望月秀男騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のハーツデザイアーに1馬身半の差をつけて優勝

4月17日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1三四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で望月秀男騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で望月秀男騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた15戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、ぎょしゃ座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた16戦目は、さそり座特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のカントーダイオーをクビ差制して雨中の大激戦を制した。

8月23日、中5週で迎えた17戦目は、わし座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた18戦目は、一般B3一（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のカシミキングをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

9月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオリーブオイルから1馬身半差の2着となった。

11月10日、中5週で迎えた20戦目は、紅葉賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は望月秀男騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた21戦目は、キャッツアイ特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（5戦2勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、朝倉実騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。4着を確保した。

5歳（1993年）

2月5日、中5週で迎えた23戦目は、アメジスト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で朝倉実騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた24戦目は、早春特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた25戦目は、弥生特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は朝倉実騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた26戦目は、春風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で朝倉実騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた27戦目は、エメラルド賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で朝倉実騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた28戦目は、カペラ賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で朝倉実騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったウインデイージヨーから半馬身差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、サンデーナイト賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で朝倉実騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

8月16日、中3週で迎えた30戦目は、ジュピター賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で朝倉実騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のホクソウタカに3/4馬身の差をつけて雨下の戦いを制した。

8月26日、中0週で迎えた31戦目は、トゥインクルレディ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で朝倉実騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。最後は、勝ったモガミハヤブサから3馬身差の2着となった。

9月27日、中4週で迎えた32戦目は、東京盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で朝倉実騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた33戦目は、オータムカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（7戦2勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた34戦目は、一般A2 A3（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は朝倉実騎手（10戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。