トーホウシャイン（2003年生、母ホークズフォーチュン）

トーホウシャイン（2003年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋輝き」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時8歳）と交配したホークズフォーチュンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回。2008年のマーメイドステークス(牝ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月12日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したイナズマイージスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたグラッドリー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月13日、中2週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月25日、連闘で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマダムウイナーに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

4月1日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたノンキ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた13戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のティアラプリンセスに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月5日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のNST賞（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

5歳（2008年）

4月27日、約7か月半の休養明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず14着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた20戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の有松特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた21戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた22戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 雨/重）に48kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るピースオブラヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

9月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野容輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。