スリーチェイサー（2015年生、母ゴールドチェイス）

スリーチェイサー（2015年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋追撃者」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したゴールドチェイスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、永井商事によって2,484万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月15日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクレヴァーパッチに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソングオブファイアを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月3日、中3週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

3歳（2018年）

2月3日、中8週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

8月11日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

11月4日、中9週で迎えた7戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

4歳（2019年）

2月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月3日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5歳（2020年）

1月19日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた12戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

2月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたライブリテックス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月22日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。