バイヨン（2005年生、母ティエッチダンサー）

バイヨン（2005年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「踊りの一種（ポルトガル語）。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時12歳）と交配したティエッチダンサーが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦0勝2着3回、中央障害17戦2勝2着2回。2012年の春麗ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月19日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったデスロールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月9日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月11日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったフランコフォニーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で横山典弘騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横山典弘騎手（9戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラシザーズに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月8日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4歳（2009年）

8月16日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた14戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

10月31日、中7週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコアレスアルダンから1馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2010年）

8月28日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月24日、中7週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったファイトシーンからハナ差の2着に甘んじた。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で穂苅寿彦騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のモリノミヤコをクビ差制して待望の初白星を挙げた。

6歳（2011年）

2月19日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で穂苅寿彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月24日、中8週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は9戦連続で穂苅寿彦騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月24日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で穂苅寿彦騎手（9戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月4日、中5週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で穂苅寿彦騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のクランエンブレムに半馬身の差をつけて制した。

10月15日、中5週で迎えた25戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で穂苅寿彦騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2012年）

2月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

2月18日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（12戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月29日、中9週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月9日、中5週で迎えた29戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（14戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月17日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。13着に敗れた。