ライコウノヒカリ（2020年生、母ウォータームージカ）

ライコウノヒカリ（2020年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「来光の光が馬にそそぐように」。毛色は鹿毛。種牡馬のBeach Patrol（当時7歳）と交配したウォータームージカが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方7戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の青森県畜産協会 50周年記念賞(一般C2七)。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月3日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2023年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4月23日、中8週で迎えた3戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

7月2日、中9週で迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

10月22日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、青森県畜産協会 50周年記念賞（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴェリタスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオウケンビリュウに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月3日、中3週で迎えた9戦目は、優駿スタリオンステーション特別（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジョリルミエールに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月21日、中2週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノクーヴェルに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2024年）

2月21日、中8週で迎えた11戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、越生町のマスコット「うめりん賞」（浦和ダート1500m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、ソウルフレイバーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中4週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、幸手のマスコット「さっちゃん」賞（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイインダラに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月16日、中2週で迎えた13戦目は、八潮市ハッピーこまちゃん賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のジョーリベリカに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。