トロピカルレディー（1996年生、母キャニオンシロー）

トロピカルレディー（1996年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時6歳）と交配したキャニオンシローが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着1回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

9月19日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は428kg。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンライズヤングに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1999年）

5月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月5日、中3週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るロッキーバッハを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

10月2日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた13戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

4歳（2000年）

2月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4月2日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（6戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月12日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた19戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したインターサクセスを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月9日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターフライトを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

12月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5歳（2001年）

1月5日、中1週で迎えた22戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた26戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

5月17日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた29戦目は、大樹歴舟川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた30戦目は、日本軽種馬協会特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で米川昇騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた31戦目は、十勝ワイン特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で米川昇騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、ネプチューン特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた33戦目は、さるふつホタテ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は米川昇騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの登別地獄祭り特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。