レッドヴァイス（2018年生、母ライカート）

レッドヴァイス（2018年4月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+白(独)。本馬の馬体より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のキズナ（当時8歳）と交配したライカートが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地17戦0勝2着1回、地方17戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

4月24日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったタイスケフェイスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月21日、中7週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月23日、中4週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノカイザーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシバノレイワに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2022年）

2月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

4月28日、中7週で迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5月8日、中0週で迎えた11戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

8月2日、中5週で迎えた13戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい5着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月5日、中6週で迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた16戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5歳（2023年）

1月22日、中7週で迎えた17戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

4月29日、中8週で迎えた20戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた21戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は吉井章騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた23戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

9月27日、中6週で迎えた24戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、コスモス2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ノーモアワーズに交わされて2馬身差の2着となった。

10月27日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、ホオジロ賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のブッシュドノエルに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月1日、中4週で迎えた26戦目は、サンダーソニア賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

6歳（2024年）

5月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、メーデー2200（船橋ダート2200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月28日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、花火2200（船橋ダート2200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で藤本現暉騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、ウルド賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤本現暉騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニシノシャイニングに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

7月4日、中2週で迎えた30戦目は、天の川賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤本現暉騎手（6戦2勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のマインドユアミモザに3馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

8月7日、中4週で迎えた31戦目は、カノープス賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤本現暉騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた32戦目は、屏風ヶ浦特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤本現暉騎手（8戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた33戦目は、秋明菊特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤本現暉騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた34戦目は、おいしくお茶を飲みま賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で藤本現暉騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ブラックロータスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2021年10月15日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。