ブラックロータス（2018年生、母Arravale）
Black Lotus
2018.05.28
ブラックロータス（2018年5月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒睡蓮」。毛色は鹿毛。種牡馬のAmerican Pharoah（当時6歳）と交配したArravaleが16歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。
経歴
デビュー前
金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2020年）
12月20日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は562kg。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハイエストピークをクビ差振り切って初勝利を挙げた。
3歳（2021年）
1月17日、中3週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。
4月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。
4歳（2022年）
10月2日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた4戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。
2022年11月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
5歳（2023年）
10月13日、約12か月半の休養明けで迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアイディアリストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。
11月6日、中2週で迎えた6戦目は、セイロン賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
12月11日、中4週で迎えた7戦目は、ヴェネツィア賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のパカラボーイを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。
6歳（2024年）
1月3日、中2週で迎えた8戦目は、毘沙門天賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリコーカービンを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。
1月29日、中3週で迎えた9戦目は、モナコ賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、勝ったイサチルウキウキにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。