イシノストロング（1996年生、母テルノプリマー）

イシノストロング（1996年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時15歳）と交配したテルノプリマーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は白井吉美。戦績は、中央平地1戦0勝、地方18戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の3歳。

経歴

デビュー前

真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1998年）

5月17日、デビュー戦は真島正徳騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は506kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマツノゴウカイオーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた2戦目は、三小田幸人騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイビーコウキに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた5戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた6戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（1999年）

1月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のニューイヤーカップ（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた8戦目は、古川哲也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホマレナデシコに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアフロディーテを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

4月17日、中5週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

6月9日、中7週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のすずらん特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったエビスジャパンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月2日、中4週で迎えた14戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

4歳（2000年）

3月27日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた15戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトップゼアルを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

4月22日、中3週で迎えた16戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた17戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレートテイオーに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5歳（2001年）

2月11日、約9か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイコウニセイに交わされて1馬身差の2着となった。