コトシロ（2020年生、母ショウナンカガリビ）

コトシロ（2020年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「事代。神の託宜を伝えること」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時9歳）と交配したショウナンカガリビが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川島正広。戦績は、中央平地8戦0勝、地方14戦7勝2着1回。2023年の岐阜新聞・岐阜放送杯で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川島正広から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、平川浩之によって396万円で落札された。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月15日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は484kg。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月17日、中6週で迎えた3戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3歳（2023年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

2023年8月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月26日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシャンドゥルンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた11戦目は、時雨月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェドに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月10日、中1週で迎えた12戦目は、アルチスタ特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したブーバーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で馬渕繁治騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のインセインに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月6日、中1週で迎えた14戦目は、磨墨短距離特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で馬渕繁治騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のユメミルボニータに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月29日、中2週で迎えた15戦目は、3歳オープンの岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で馬渕繁治騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で馬渕繁治騎手（7戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のユウヒノプリンスを半馬身振り切って5勝目をゲットした。

1月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般A6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で馬渕繁治騎手（8戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヤンチャプリヒメを3/4馬身差し切って断然の支持に応えた。

2月20日、中3週で迎えた18戦目は、一般A6（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で馬渕繁治騎手（9戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた19戦目は、桜月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で馬渕繁治騎手（10戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で馬渕繁治騎手（11戦6勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のインナーサンクタムを半馬身振り切って勝利をモノにする

4月5日、中2週で迎えた21戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で馬渕繁治騎手（12戦7勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた22戦目は、桜草特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で馬渕繁治騎手（13戦7勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。