グレイシアブルー（2002年生、母ブルーラスター）

グレイシアブルー（2002年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「氷河の青」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したブルーラスターが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地36戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月19日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンラブソングに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2005年）

1月9日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

3月27日、中5週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヨバンマツイを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月10日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたパノラマビューティ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したビッグフラワーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したトウカイエンゼルにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったタマモヘラクレスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月9日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサイキョウワールドをハナ差振り切って2勝目をマークした。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、6着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したシュペリユールに半馬身届かず2着となった。

12月3日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2006年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

5月6日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月16日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の日田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のパノラマビューティをクビ差振り切って制した。

8月26日、中3週で迎えた24戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた28戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

5歳（2007年）

2月18日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

4月14日、中7週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下のタイランドカップ（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月16日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（8戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（9戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6歳（2008年）

1月5日、中1週で迎えた36戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。