タイキアヴェニュー（2000年生、母タイキブライト）

タイキアヴェニュー（2000年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋並木道」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時8歳）と交配したタイキブライトが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方20戦11勝2着5回。2005年の新春賞(ハンデ地方重賞)に勝利した他、2004年の兵庫クイーンカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

9月27日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

4歳（2004年）

3月10日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、寺倉純慈騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-3（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカルストンアイに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月25日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上C8-3（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺倉純慈騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナイスコトブキに9馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月5日、中5週で迎えた4戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で寺倉純慈騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトリプルクラウンに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C3-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で寺倉純慈騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウジンガバナーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で寺倉純慈騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホクテンヒショウに7馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

6月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上B3-2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で寺倉純慈騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーセンザサンに1馬身半の差をつけて制した。

7月21日、中3週で迎えた8戦目は、KENRAKUホワイトピア賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で寺倉純慈騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るバンチフラワーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って6勝目を手に入れた。

8月17日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上A3-2（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で寺倉純慈騎手（7戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアマビリータを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

9月14日、中3週で迎えた10戦目は、赤松円心特別（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で寺倉純慈騎手（8戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のバードクンを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

10月11日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、ファストステージ”1230”（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で寺倉純慈騎手（9戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユルセを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて制した。

11月17日、中4週で迎えた12戦目は、地方重賞の兵庫クイーンカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で寺倉純慈騎手（10戦8勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカーディナルローズを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

12月9日、中2週で迎えた13戦目は、千種川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で寺倉純慈騎手（11戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーコーヘイローに3馬身の差をつけて制した。

5歳（2005年）

1月3日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ地方重賞の新春賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で寺倉純慈騎手（12戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るホクセツガーデンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月2日、中7週で迎えた15戦目は、地方重賞の白鷺賞（姫路ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で寺倉純慈騎手（13戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月8日、約9か月半の休み明けで迎えた16戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、白鶴まるカップ（園田ダート1230m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた17戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、大阪スポーツ賞（園田ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコガネウキョウにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2006年）

1月19日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上（園田ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた19戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の兵庫牝馬特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームシフトに2馬身の差をつけて制した。

4月13日、中8週で迎えた20戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた21戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したピーターサムを捕まえ切れず、7馬身差の2着に敗北した。