スズカレディ（2008年生、母ジュビロレディ）

スズカレディ（2008年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したジュビロレディが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の湯涌温泉鰈祭り特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田宗将から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、永井啓弍によって535.5万円で落札された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月20日、デビュー戦は花田大昂騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で花田大昂騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

8月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた4戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

12月4日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C4六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったゴールドアシュレイに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスペシャルダンスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2012年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、山元町復興支援（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた8戦目は、飲酒運転撲滅協賛曲代行編杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のスターダストクロスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月1日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のヒダノエリーを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、湯涌温泉鰈祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦2勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のハコダテイチバンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月19日、中1週で迎えた13戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、河北門カップ（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般B4二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（9戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた17戦目は、寺家キリコ祭り特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で青柳正義騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた18戦目は、こいこい祭特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で青柳正義騎手（11戦3勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた19戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（12戦3勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1二（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（13戦3勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、リトル・マエストラ完成記念特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（14戦3勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月23日、中5週で迎えた23戦目は、まゆ玉飾り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（15戦3勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。