ティズドラゴン（2012年生、母Spring Awakening）

ティズドラゴン（2012年4月29日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名より＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のTiznow（当時15歳）と交配したSpring Awakeningが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年のクリーンエコロジー賞(一般B22 B41)。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

5月24日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

9月5日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

4歳（2016年）

8月30日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、オンザウインドに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロードサンダーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシケンイチリンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のビービーアーカイヴに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のパルに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5歳（2017年）

4月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャロットに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、エゾヤマザクラ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイセイヴィクターに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月17日、中1週で迎えた12戦目は、チューリップ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシーズアウーマンをアタマ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

6月14日、中3週で迎えた13戦目は、らうす知床開き特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（8戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のバッテリーパークに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月29日、中1週で迎えた14戦目は、シャクナゲ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（9戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月24日、中7週で迎えた15戦目は、なかとん牛乳デビュー1周年特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（10戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた16戦目は、ミニトマト「太陽の瞳」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（11戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月19日、中5週で迎えた17戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、クリーンエコロジー賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のシニスターブレイクをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月2日、中1週で迎えた18戦目は、ビオラ特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。