エアサップ（2000年生、母ジョイアスピルエット）

エアサップ（2000年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ボブ・サップより」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時8歳）と交配したジョイアスピルエットが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方5戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファ-ムから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ラッキーフィールドによって3,570万円で落札された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

4月5日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

12月25日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライトサファイヤを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

1月8日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上C7-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンワードプラズマを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中3週で迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7-1（園田ダート1400m 雪/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブルーファンタジアを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上C6-1（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイダテンサンタを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5-2（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月10日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

12月11日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5歳（2005年）

2月5日、中7週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

6月25日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた13戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

8月20日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

10月16日、中7週で迎えた15戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2300m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。