キーパップ（2009年生、母サルール）

キーパップ（2009年1月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「頑張る」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時17歳）と交配したサルールが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地23戦3勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、辰己岩夫によって840万円で落札された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月22日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

2月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3月31日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマリントウショウを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

9月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（3戦1勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4歳（2013年）

2月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のバラードソングをクビ差振り切って優勝

4月6日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

6月16日、中9週で迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月4日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

5歳（2014年）

2月9日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、6着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、6着に終わった。

4月13日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村太一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた16戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスーパーアースを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は西村太一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月6日、中7週で迎えた18戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のツインターボカップ（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は伴啓太騎手（1戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月5日、中9週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（3戦1勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月6日、中8週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は西村太一騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6歳（2015年）

2月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。