バラードソング（2008年生、母ソロリサイタル）

バラードソング（2008年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「両親名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したソロリサイタルが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の湯沢特別(500万下)。

経歴

デビュー前

7歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、コスモヴューファームによって756万円で落札された。

グリーンファーム愛馬会にて総額1,050万円（5.25万×200口）で一口馬主が募集された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエピデンドラムをハナ差振り切って初白星を挙げた。

9月5日、中5週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月20日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3歳（2011年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

2月19日、中5週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のカンゾウ賞（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月31日、中6週で迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハピシンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

9月4日、中1週で迎えた12戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、6着に入り込んだ。

4歳（2012年）

12月16日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

5歳（2013年）

2月10日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったテイエムコウノトリにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したキーパップにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月14日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松田大作騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したマイネサヴァランを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松田大作騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のアグネスマチュアを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

8月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月1日、中8週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（7戦1勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。