キャスティンボート（2003年生、母チェイスザウインド）

キャスティンボート（2003年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「議長が持つ最終決定権」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時5歳）と交配したチェイスザウインドが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方21戦3勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2006年）

7月5日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は484kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るライジングムーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミシックターフに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアラジシジョーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

9月27日、中6週で迎えた4戦目は、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のアマノ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4歳（2007年）

7月1日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた7戦目は、川崎義和騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた8戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた9戦目は、福井県畜産協会会長賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた10戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、恋路賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は川崎義和騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた12戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、KTKゴールドグランプリ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

12月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

12月9日、連闘で迎えた15戦目は、片町桃郷酒家杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた16戦目は、日本トーター杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で古性秀之騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月25日、連闘で迎えた17戦目は、一般B2-3（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で古性秀之騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

5歳（2008年）

1月2日、連闘で迎えた18戦目は、門松特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で古性秀之騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

3月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、元気です!輪島がんばる記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた20戦目は、山桜特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は古性秀之騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた21戦目は、芝桜特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた22戦目は、やえざくら特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。