シアトルドラゴン（1990年生、母ヘルメスアンジェラ）

シアトルドラゴン（1990年6月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時8歳）と交配したヘルメスアンジェラが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田修一。戦績は、中央平地7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の麒麟山特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月24日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は540kg。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたファインフェロー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリッチハンターに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月12日、中2週で迎えた4戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のキタサンムサシを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

7月11日、中3週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロクメンロッピを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月11日、中6週で迎えた7戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、スカイブルーステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったエスジービアンカに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。