ブルーストレイル（2021年生、母ゲシートショウリ）

ブルーストレイル（2021年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ブルースの痕跡。父の血統にミシシツピアンがいるので」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートファルコン（当時16歳）と交配したゲシートショウリが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大狩部牧場。主な勝ち鞍は2024年のKYUSHU DREAM賞。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

2月24日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月11日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

8月25日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のKYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラベロニカに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2 17（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青海大樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカイマナエレエレに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

11月9日、中3週で迎えた7戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、一般C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴェストランを次元の違う末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンスイレンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた9戦目は、ケフェウス座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコステロアスールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1-10（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバイコーンを鬼脚で3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

4歳（2025年）

1月6日、中1週で迎えた11戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1860m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のロッソに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

2月1日、中3週で迎えた12戦目は、フェブラリー特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミカヅキに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月16日、中1週で迎えた13戦目は、向春特別（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノルーカスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、春望賞（佐賀ダート1860m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダンツトレントに1馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。