ミカヅキ（2020年生、母ユイフィーユ）

ミカヅキ（2020年2月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「三日月」。毛色は青鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時13歳）と交配したユイフィーユが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年の笠松グランプリ開催記念(一般C20)。

経歴

デビュー前

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月10日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

11月19日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

3歳（2023年）

4月9日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月19日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月23日、中8週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、キミイロPJ吉永愛海生誕記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた8戦目は、笠松グランプリ開催記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターサファイアに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた9戦目は、山眠る特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したウィービースティに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月9日、中4週で迎えた10戦目は、迎春賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエリクシールを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

1月26日、中1週で迎えた11戦目は、初見月特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカップコルスに2馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

2月19日、中2週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、雪明り特別（笠松ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた13戦目は、祝37歳新井（ハートビート）（笠松ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るチームケミストリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月22日、中1週で迎えた14戦目は、スプリングアタック（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウセントレに5馬身の差をつけて5勝目を収める

4月26日、中2週で迎えた16戦目は、芝桜特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったハーイに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、かがり火特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。