ヘイルメアリー（2009年生、母ダンツマジック）

ヘイルメアリー（2009年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アメリカンフットボールのパス名」。毛色は栗毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時9歳）と交配したダンツマジックが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方18戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小林秀樹によって73.5万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月17日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したコスモパルダに3/4馬身届かず2着となった。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

3歳（2012年）

2月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

4月22日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6月17日、中7週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったファインリーキングに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月21日、中3週で迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2013年）

3月6日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた12戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（大井ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた14戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、せんまや気仙沼街道まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた15戦目は、盛岡神子田朝市レース（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた16戦目は、南部もぐりの天然ホヤレース（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた17戦目は、ジュライカップ（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ジョッキーズチームマッチ第2戦輝（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、姫神賞（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた20戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、葉月賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた21戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は千田洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた24戦目は、太田陽子騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーカップ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。