コスモパルダ（2009年生、母オトメノイノリ）

コスモパルダ（2009年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋速い（ハングル）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時9歳）と交配したオトメノイノリが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回、中央障害11戦2勝、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月17日、デビュー戦は中谷雄太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のヘイルメアリーを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

11月20日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

3歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で中谷雄太騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で中谷雄太騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月14日、中3週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

5月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

9月15日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月4日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したテムジンにクビ差届かず2着となった。

4歳（2013年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

1月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた16戦目は、エイプリルスター賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた18戦目は、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったエーブポセイドーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた20戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ルビースター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったスターペスジンタに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月20日、中3週で迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスパークオンアイスに2馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月30日、中5週で迎えた22戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた23戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はショウナンダイラと並んで4着同着となった。

12月8日、中3週で迎えた24戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5歳（2014年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

3月30日、中4週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた26戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5月11日、中5週で迎えた27戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた28戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、’14 スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコスモシャンハイをクビ差振り切って3勝目をマークした。

6月28日、中2週で迎えた29戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

6歳（2015年）

3月15日、約8か月の休み明けで迎えた31戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

7歳（2016年）

2月6日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた33戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のフォルテリコルドに5馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

3月6日、中3週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。13着に敗れた。

4月9日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた35戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた36戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のコンコードに1馬身1/4の差をつけて5勝目を収める

8月27日、中5週で迎えた39戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

8歳（2017年）

5月6日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で山本康志騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山本康志騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9歳（2018年）

4月28日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた43戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で山本康志騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。