ビフォアフラワーズ（1997年生、母ショウワハナミ）

ビフォアフラワーズ（1997年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時20歳）と交配したショウワハナミが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方7戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年の杉並木賞(一般C5)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,470万円（14.7万×100口）で一口馬主が募集された。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

3月4日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた5戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月7日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

10月22日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4歳（2001年）

1月11日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、一般C5イ（宇都宮ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエプソムキラーからハナ差の2着に甘んじた。

1月20日、連闘で迎えた11戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキホークに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月9日、中2週で迎えた12戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のマサノクインに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月26日、中1週で迎えた13戦目は、雷神賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のジャスティスウインに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサバーデンをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

6月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた15戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木正騎手（5戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木正騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のジャスティスウインをアタマ差制して優勝