パニオロキング（1993年生、母キクノナデシコ）

パニオロキング（1993年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシリウスシンボリ（当時11歳）と交配したキクノナデシコが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）本間牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着3回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は1996年のマルチサンド特別。

経歴

デビュー前

梶与四松厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

12月3日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

3歳（1996年）

3月23日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したキャプテンダイオーに半馬身届かず2着に敗北した。

6月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和宏騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したカイエンテイオーに3/4馬身届かず2着となった。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラッキーレインボーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた13戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のマルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤和宏騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のコウチヒーローに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（1997年）

5月4日、約6か月半の休養明けで迎えた15戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、上越特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた17戦目は、ノベンバートパーズ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山義行騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた18戦目は、師走特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5歳（1998年）

1月18日、中4週で迎えた19戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた20戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ウインタースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた21戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。