ウンガイソウテン（2021年生、母タイムトゥラン）

ウンガイソウテン（2021年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「雲外蒼天。どんな試練も努力して乗り越えれば快い青空が望めるの意」。毛色は青鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時11歳）と交配したタイムトゥランが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）PRIDE ROCK。主な勝ち鞍は2024年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、PRIDEROCKから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって935万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

1月28日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノーブルゲイルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月14日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダンツティアラに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。