サウンドオブタンゴ（1996年生、母マチカネローレライ）

サウンドオブタンゴ（1996年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のヒダショウウン（当時17歳）と交配したマチカネローレライが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は森野利政。戦績は、地方27戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の一般C3四五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森野利政から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

太田進厩舎（小林）へ入厩。

4歳（2000年）

1月30日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、5歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は538kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホーレストボーイを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月29日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた2戦目は、5歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイキファルガーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、一般C3二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた4戦目は、一般C3二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた5戦目は、一般C3四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月7日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3一（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のハウスコンダクターに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2001年）

3月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のコンバットクインを3/4馬身振り切って4勝目をゲットした。

5月11日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、アラマササイダーに交わされて2馬身差の2着となった。

5月21日、中0週で迎えた11戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（10戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（11戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で石崎隆之騎手（12戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月28日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、宮崎乾司騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（13戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月13日、中5週で迎えた17戦目は、一般C2四五（大井ダート1390m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

6歳（2002年）

2月20日、中9週で迎えた18戦目は、一般C3三（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は宮崎乾司騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたスーパーカチボン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3四五（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎乾司騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3一二（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（14戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったファストトライに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3一二（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（15戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3三四（大井ダート1490m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は宮崎乾司騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた23戦目は、一般C3一二（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎乾司騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた24戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキングスプレートを3/4馬身振り切って5勝目を手中に収めた。

7月7日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2七八（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2八九（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、グランドアピアにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2五六（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。