ゴルギアス（1988年生、母ホウヨウクイン）

ゴルギアス（1988年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時14歳）と交配したホウヨウクインが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地17戦4勝2着3回、地方6戦0勝。1993年のディセンバーステークス(オープン)で3着に入った他、1991年の青葉賞(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二本柳俊夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

9月1日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシアトルリヴァーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1991年）

3月30日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳500万下の山桜賞（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦1勝）。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

10月19日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったサンゼウスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたタイガーフォード決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月17日、中1週で迎えた6戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のシービーキャンディに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（1993年）

1月31日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は杉浦宏昭騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したエーピードラゴンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（6戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマイネルロッキーに3馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月13日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（7戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイマルティーニをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月14日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、富士ステークス（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（8戦3勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（9戦3勝）。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に終わった。

12月26日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、’93フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦宏昭騎手（10戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

6歳（1994年）

1月30日、中4週で迎えた13戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦宏昭騎手（11戦3勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦宏昭騎手（12戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦宏昭騎手（13戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月7日、中7週で迎えた16戦目は、薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦宏昭騎手（14戦3勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた17戦目は、麦秋ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉浦宏昭騎手（15戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月29日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、村上頼章騎手を鞍上に迎えて、オメガ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、オータムカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上頼章騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。13着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた20戦目は、紅葉賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上頼章騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（1995年）

3月28日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、爽春特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた22戦目は、トゥインクルレース開幕特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月16日、中4週で迎えた23戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、すずらん特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。