ドラゴングローリー（1997年生、母マロングラッセ）

ドラゴングローリー（1997年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時11歳）と交配したマロングラッセが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地22戦2勝、地方17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月27日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3歳（2000年）

1月23日、中6週で迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のマイネルエアポートに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた8戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（4戦1勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（5戦1勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた11戦目は、F.サンチェス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のラージャスターンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

8月6日、中1週で迎えた12戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の阿武隈特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の千倉特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4歳（2001年）

3月11日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜木特別（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は坂井千明騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5歳（2002年）

11月16日、約15か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

6歳（2003年）

1月5日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（9戦1勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた22戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた23戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7月13日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、スターチス特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったモリトサツキから1馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中4週で迎えた25戦目は、サードニクス特別（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた26戦目は、カンナ特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた27戦目は、萩特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた28戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、白根山特別（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた29戦目は、みのり特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた30戦目は、花梨特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシャイニングケイに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

11月8日、中2週で迎えた31戦目は、トパーズ特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた32戦目は、両毛特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた33戦目は、女峰山特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた34戦目は、くろまつ特別（高崎ダート1500m 雪/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた35戦目は、渡良瀬川特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（2004年）

1月26日、中3週で迎えた36戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、かに座特別（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったハーバーライトから2馬身半差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた37戦目は、白梅特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（11戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた38戦目は、カルガモ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた39戦目は、ムスカリ特別（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は佐々木泉騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。