グランプリナイト（2010年生、母アイラインローザー）

グランプリナイト（2010年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋騎士」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したアイラインローザーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は川端英幸。戦績は、中央平地28戦4勝2着4回、地方6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川端英幸から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、グランプリによって535.5万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月3日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。17頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったジャイアントリープにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤキンカクをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

4月6日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた7戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4歳（2014年）

1月11日、中3週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

1月18日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

3月21日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

4月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したアスコットシチーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月11日、中3週で迎えた12戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒカリマサムネを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月20日、中6週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたダノンマッキンレー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコランダムに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

11月1日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったルベーゼドランジェに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月30日、中3週で迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴィクタシアをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月27日、中3週で迎えた21戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の妙見山ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2015年）

3月28日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

7月25日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい18着に終わった。

10月25日、中9週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月15日、中2週で迎えた26戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた28戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の三河ステークス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2016年）

2月2日、中6週で迎えた29戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、梅花賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したノースカルロスを差し切れず、2馬身差の2着となった。

3月10日、中4週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の早春賞（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた31戦目は、北極星賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、報知新聞皐月杯（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月21日、中9週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の文月賞（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月23日、中4週で迎えた34戦目は、週刊ギャロップ葉月杯（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。