ファウンテンジョイ（2006年生、母エレガントタイクーン）

ファウンテンジョイ（2006年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したエレガントタイクーンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）宇南山牧場。戦績は、地方32戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳。

経歴

デビュー前

井上弘之厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンエイブライトに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2009年）

5月31日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた4戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の乙女ゆり特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のはまゆう特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、平均ペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったシゲキテキテキーラにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

9月16日、中4週で迎えた7戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の紫苑特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフレンドゴールドに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

10月22日、中4週で迎えた8戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアグリフェスタを3/4馬身振り切って制した。

12月1日、中5週で迎えた9戦目は、冬野特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はイイデソユーズと並んで1着同着となった。

12月30日、中3週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい16着に敗れた。

4歳（2010年）

2月1日、中4週で迎えた11戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、オープス中郷賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

3月18日、中5週で迎えた12戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は有年淳騎手（3戦3勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

8月13日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、涼風特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（4戦3勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた14戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（5戦3勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

10月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、くじら座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた16戦目は、秋麗特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（7戦3勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

11月8日、中2週で迎えた17戦目は、立冬特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（8戦3勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた18戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（9戦3勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた19戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、グラスレス3Dレグザ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、サブノケンシロウに半馬身交わされて2着となった。

5歳（2011年）

1月31日、中4週で迎えた20戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた21戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、春雷特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月10日、中2週で迎えた22戦目は、春水特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

4月18日、中5週で迎えた23戦目は、桜坂特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた24戦目は、おとめ座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた25戦目は、こじし座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた26戦目は、うしかい座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた27戦目は、りゅう座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は有年淳騎手（10戦3勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた29戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月16日、中1週で迎えた30戦目は、水彩都市・江東特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（8戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は有年淳騎手（11戦3勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（12戦3勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。