アグリフェスタ（2004年生、母カオリスマイル）

アグリフェスタ（2004年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイングアロー（当時9歳）と交配したカオリスマイルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）沖田牧場。戦績は、地方44戦6勝2着10回。2006年のエーデルワイス賞(牝G3)で2着に入った他、2006年のゼンノロブロイ賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

5月17日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフジエスギャラントをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

6月8日、中2週で迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフサイチコンコルド賞（札幌(地)ダート1000m 雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた3戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのマンハッタンカフェ賞（旭川ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのゼンノロブロイ賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のベリーベリナイスをアタマ差制して優勝

8月16日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったタガタメから2馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったパラダイスフラワーからクビ差の2着となった。

12月1日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のエリカ特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レッドドラゴンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

10月30日、約23か月半の休み明けで馬体重を前走から39kg戻して迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、少々速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったシルクキャリバーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月28日、中2週で迎えた13戦目は、忘年特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた14戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、むつき特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1六 C2六（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったニコラスバローズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1六（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサンライトハーバーをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

6月4日、中2週で迎えた19戦目は、自由が丘特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた20戦目は、綾瀬特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ブラウンアマゾンに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月10日、中3週で迎えた22戦目は、ほうおう座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（11戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で御神本訓史騎手（12戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた24戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1四（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したファウンテンジョイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた27戦目は、時雨特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた28戦目は、冬野特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた29戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったサウロビスティーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月5日、中3週で迎えた32戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（8戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ミヤサンライダーにクビ差交わされて2着となった。

4月8日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（9戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るマトリックストートを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って制した。

4月22日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマトリックストートを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月21日、中3週で迎えた36戦目は、薫風賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた37戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（13戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた38戦目は、風待月賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（14戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックタイフーンを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて6勝目を獲得した。

7月28日、中3週で迎えた39戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（15戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたフェアリーノート決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月15日、中2週で迎えた40戦目は、ドリーミーナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（16戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた41戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（17戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月5日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた42戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（18戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた43戦目は、カノープス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（19戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた44戦目は、リゲル賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（20戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。