ハクサンモンチュ（2020年生、母サウンドウェーブ）

ハクサンモンチュ（2020年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+エジプトの勝利の神」。毛色は栗毛。種牡馬のハクサンムーン（当時11歳）と交配したサウンドウェーブが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地7戦0勝、地方12戦4勝。主な勝ち鞍は2023年の3歳。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月11日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

3歳（2023年）

2月18日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

4月16日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月2日、中6週で迎えた8戦目は、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

9月27日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアデラパフュームをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月19日、中2週で迎えた10戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビートルジュースをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月30日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、馬い!八幡平バイオレット記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリュウノラプターに2馬身の差をつけて制した。

12月19日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月17日、中3週で迎えた13戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、フウラン賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマスタープランを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

2月7日、中2週で迎えた14戦目は、早春スプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた15戦目は、若葉スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた16戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、アンデルセン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた17戦目は、おうし座スプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は山中悠希騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた18戦目は、ルピナススプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月29日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた19戦目は、北総スプリント（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。