アローバニヤン（2000年生、母シンコウキヤノン）

アローバニヤン（2000年3月4日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時8歳）と交配したシンコウキヤノンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は北海道大学北方生物圏フィールド科学センター耕地圏ステーション静内研究牧場。戦績は、地方16戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の一般C3一二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北大研究牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、北大研究牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、松浦牧場によって640.5万円で落札された。

中村護厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2002年）

12月10日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は492kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったキクサンステージに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

3月18日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4月25日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、シングンプリンスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したキングエブロスにハナ差届かず2着となった。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた7戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4歳（2004年）

3月19日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したオルトゴンにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月12日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4月24日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のビームライダーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月23日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり最後はトモズルと並んで5着同着となった。

6月12日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、一般C3一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5歳（2005年）

6月6日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、一般C3六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3十11（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオレンジバニーに3/4馬身届かず2着となった。