ベルコットランナー（2007年生、母スズノムーティエ）

ベルコットランナー（2007年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋走る人」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時10歳）と交配したスズノムーティエが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は海馬沢明。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、海馬沢明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

楠克美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

9月9日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キャニオンショットに交わされて約13馬身差の2着となった。

9月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

10月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエフテーアッサンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月15日、中6週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた5戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

3歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノーブルブラッドに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

1月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ラムセスジュベリーに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のフレッシュフェブラリー特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

6月16日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの乙女座特別（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-2（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-1（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したウォーターショットを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

8月12日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のマゼラン特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-1（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るイワイザケを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月26日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた16戦目は、ポラリスデッキ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るアーティカルを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

10月26日、中1週で迎えた17戦目は、JAみついし特別（門別ダート1000m 雪/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた19戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、サッポロ瓶ビール特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた20戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（11戦3勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2011年）

1月17日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（12戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（13戦3勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月14日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた23戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したイエローモンスターにアタマ差届かず2着となった。