アーティカル（2007年生、母スピードウェイ）

アーティカル（2007年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「本物（パトワ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアッミラーレ（当時10歳）と交配したスピードウェイが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方12戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の4歳。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月5日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3歳（2010年）

1月11日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月30日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4月25日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

6月26日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって13着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた9戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るライプボスを別次元の末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月12日、中1週で迎えた10戦目は、ポラリスデッキ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ベルコットランナーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、JAみついし特別（門別ダート1000m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったミーヒチャラサンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

11月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2-2（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、セイルオンザグラスに交わされて2馬身差の2着となった。

4歳（2011年）

1月7日、中7週で迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のディーエスリパルスに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

1月27日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十11十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2十一12十三（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた16戦目は、植竹先輩御卒業記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったシゲルアソサンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8月19日、中8週で迎えた20戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。