シゲルアソサン（2006年生、母ホーセンルビー）

シゲルアソサン（2006年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋熊本県『阿蘇山』より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時14歳）と交配したホーセンルビーが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）川端牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方26戦6勝2着1回。2011年のかんなづき特別(一般)で2着に入った他、2011年の肥後の国グランプリ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって525万円で落札された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月20日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月16日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

8月31日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた6戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2009年）

4月5日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

4月26日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から27kg戻して迎えた15戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月16日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月3日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

1月28日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2十一12十三（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月27日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のノートルダムをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた23戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月17日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月24日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5歳（2011年）

1月6日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（11戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るアリーペデを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

2月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2十11十二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

4月14日、中8週で迎えた30戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、植竹先輩御卒業記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアーティカルに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月28日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2三（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月14日、中6週で迎えた32戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた33戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた34戦目は、屋形山カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレマジックマンに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。

9月8日、中1週で迎えた35戦目は、白髪岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムゲンキボに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

9月29日、中2週で迎えた36戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（3戦2勝）。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた37戦目は、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムテンガネから4馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中2週で迎えた38戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、ひばり特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた39戦目は、高塚山特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のティアーズゴーバイをハナ差制して制した。

12月23日、中3週で迎えた40戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。